この記事は下記のような悩みを持つ人に向けて書いています。
- メルマガの開封率が下がる一方だと頭を悩ませている
- 開封率をもっとよくするにはどうしたらいいのか?
- なぜ開封されないのか?原因が知りたい。
メルマガの開封率は、他のメール配信とくらべて低い傾向にあります。低い理由についてはさまざま要素が考えられますが、一番の理由はユーザーのニーズに応えられていないことです。
そこで本記事では、「メルマガの開封率が上がらない原因」と「開封率を向上させるために必要なこと」について紹介します。
また、SNSと連携して開封率を上げる方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
メルマガの開封率が上がらない原因とは?
配信したメルマガの効果測定の中でも、「受信者がどのくらいメールを見てくれたか?」は特に重要な指標です。平均的な開封率の目安としては15%〜25%と言われていますが、業種やターゲット層、コンテンツ、国や地域によって参考とする数値は異なっています。
メルマガの業種別・地域別(国別)平均開封率レポート【2020年版】(Benchmark)
業種別でのメルマガ開封率の平均は、中高・大学といった教育機関は30%前後と高く、不動産・小売・保険などの業界は18%~20%前後と低めです。データから見るに、セールスを感じさせるメルマガは開封率が低い傾向にあると言えます。
現代では、知りたい情報があればGoogle検索やSNS検索を使います。情報が欲しければ自分から行動する世の中では、場合によっては押し付けられていると感じるメルマガは不利です。
若年層のコミュニケーションがメールからSNSに移ったことも重なり、ニーズを無視したメルマガは必要とされなくなっています。ユーザーのニーズを無視した文面、他の企業と大差ない似たり寄ったりの内容を配信していては、開封率は下がる一方です。
開封率を上げるためには、ユーザーに最適化した情報と配信手法が必要になっています。
メルマガの開封率を上げるために必要なこと
メルマガの開封率を上げるためには、自社のターゲットのニーズに合致した情報を提供し、配信方法を工夫することが大切です。
読んでくれそうな人を狙って配信する
メルマガの開封率を上げるには、ユーザーをセグメントして配信することが重要です。ユーザーをセグメントすれば、効率的にアプローチできるからです。
ユーザーをセグメントするときは、年齢・性別・居住地などの共通項で分ける、自社サイトへの訪問数や購入頻度などの利用状況で分けるなどの方法があります。
セグメント配信は、ニーズを絞りやすいので提供する情報の選別も簡単です。
しかし、ニーズを絞って配信しても、ユーザーに自分事と感じてもらえなければ意味がありません。件名は有益性・緊急性・希少性などが伝わるような内容にしましょう。また、差出人名はユーザーに安心感を与えるために『サービス名や会社名+担当者名』を入れるのが良いでしょう。
文章はユーザー一人一人に最適化したものが理想的
メルマガの内容についても、年代・性別などの属性や、利用状況に配慮した文章にしましょう。ユーザーは、自分に関連する情報が多ければ多いほど、自分事に感じてくれます。可能であれば、居住地周辺の情報も載せて一人一人にカスタマイズした文章を用意しましょう。
ただ、メルマガ登録者数が1,000人、1万人と多ければ一人一人に最適化した文章を作成するのは困難です。このような場合、テンプレートを用意することをおすすめします。
20代男性・20代女性・30代男性・30代女性というように、年代・性別で書き分けたテンプレートを用意しておけば、登録者数がどれだけ多くなっても安心です。
ユーザーに合わせて配信曜日・時間・頻度を最適化する
メルマガ配信の最適なタイミングは、自社のターゲットによって変わってきます。ターゲットの属性によってメルマガを見る余裕のある時間が異なるからです。
配信曜日は、一般的に平日の火曜日~金曜日の開封率が高くなります。逆に休日の土曜日・日曜日と、休日明けの月曜日は開封率が低くなります。
属性別のベストな配信時間は以下のとおりです。
- ビジネスマン・学生:7時~8時、12時~13時、20時~23時
- 主婦:11時~14時、21時以降(家事が落ち着く時間帯や子供の就寝後など)
- 高齢者:5時~9時(起床時間が早い傾向にあるため、時間が遅くなればなるほど開封率が下がる)
配信頻度については、食品・アパレルなどであれば週1回、不動産・家・車などであれば月に1回~2回がおすすめです。金額が高い商品やサービスのメルマガを頻繁に配信すると、ユーザーは心理的負担を感じるので注意してください。
メルマガの開封率を測るための計算式と2つの測定方法
メルマガの開封率は以下の計算式で求めます。
『メルマガ開封数÷メール到達数×100』
メルマガの開封率を測定するには、HTMLメールで配信する必要があります。テキストメールでは開封率を確認できません。
メルマガ開封率の測定方法は、Googleアナリティクスを使う方法と、メール配信システムの測定機能を使う方法の2種類があります。
どちらか一方だけを利用することはほとんどなく、両者を併用して測定する形が一般的です。
メルマガとSNSを掛け合わせて開封率を上げる
先述の開封率アップの方法以外に、外部ツールとメルマガを併用して開封率を上げる方法があります。特にSNSは有効なツールです。
SNSはメルマガでコミュニケーションを取る前にユーザーをファン化できるからです。
SNSを入口としてフォロワーを増やし、ユーザーにファンになってもらってからメルマガに誘導します。
御社のSNS投稿を読んでファンになったユーザーは、その熱量から御社のメルマガも積極的に読んでくれます。結果、開封率も必然的に上がるわけです。
また、メルマガとSNSの組み合わせは開封率を上げる以外にもメリットがあります。
SNSでユーザーを集め、メルマガで登録者限定の情報を提供すれば、ユーザーのロイヤリティを高められます。御社の登録者限定情報が魅力的であればあるほど、ユーザーがリピーターになる確率は上がるでしょう。
メルマガはSNSと掛け合わせれば、さらに有益なマーケティングツールとして機能するのです。
まとめ
メルマガの開封率を上げるには、他のマーケティング手法と同様に、ターゲットに最適化したコンテンツと配信方法が必要です。そして、最適化したメルマガをさらにブラッシュアップするためには、効果測定が欠かせません。
める配くんでは、開封率についてオンラインセミナーで学べます。また、開封率測定に不可欠なHTMLメール作成についても、あなたの直観を形にできる高機能HTMLエディターを『める配7』以上のプランでご用意しています。
測定結果については、「開封読者数」や「どのアドレスが何回開封したか?」などをわかりやすい表とグラフで確認可能です。
無料のフリープランや料金プラン診断も行っておりますので、ご相談の上、まずはフリープランを試してみてはいかがでしょうか。
開封率向上のためにアクションを起こせば、御社がメルマガ配信で達成したい目的に近づきますよ。