携帯電話やGmail・yahooでは、自動的にセキュリティが「強」となり、一斉配信されたメールを排除してしまうことがあります。
受信者が迷惑メールに設定していなくても、携帯会社等(キャリア)が自動的に迷惑メールとして判断し拒否されてしまうのです。
下記にこちらの問題を解決するための方法をご案内します。
1. まずはSPFを設定する
SPF (Sender Policy Framework)とは、 電子メールの送信元ドメインが詐称されていないかを検査するための仕組みです。
SPFの仕組みを有効にするにあたり、送信者は自身のドメインにあるDNSサーバ上にSPFレコードという情報を記述する必要があります。
御社でご使用のサーバがレンタルサーバであれば、レンタルサーバ会社に連絡し、お使いの送信元アドレスのドメインにSPFを設定をするようご依頼ください。
もし、自社サーバをご利用の場合は、御社のシステム担当者にSPFを設定いただくようお願いいたします。
※める配くんIDが「U」「D」「E」から始まる場合は、既にSPFが設定されておりますので、お客様自身で設定いただく必要はございません。
SPF設定の流れ
- おすすめのSPFレコードを検索します。
※検索方法は下記を参照ください。
「める配くん SPFレコード検索方法」
- (1)で検索したSPFレコードを設定します。
※下記は代表的なレンタルサーバのSPF設定方法です。その他のサーバをご利用の場合は、サーバ会社に直接お問い合わせください。
ムームードメインのSPF設定方法
お名前.comSPF設定方法
2. SPFを設定してもメールが届かない場合は、DKIMを設定する
DKIM (DomainKeys Identified Mail)とは、正規のサーバ・ドメインから送信されたなりすましや改ざんされていない電子メールかどうかを調べることが出来る電子署名方式の送信ドメイン認証技術です。
DKIMを設定するにあたり、送信元のメールサーバ(める配くんサーバ)に秘密鍵、送信元メールアドレスのドメインに公開鍵を設定する必要があります。
なお、DKIMの設定には専門的な知識が必要となります。
※DKIM設定は、弊社のサーバに秘密鍵を設定する必要があるため、初回のみ5,500円(税込)の手数料が発生します。
※有料プランのお客様のみが利用できるオプションとなります。
※DKIMは100%の到達を保証するものではありません。DKIMを設定してもメール不達になったり、迷惑メールフォルダに入る場合があります。
DKIM設定の流れ
- お問い合わせフォーム よりDKIM設定希望の旨、ご連絡お願いします。
- 弊社よりご請求メールをお送りしますので、期日までにご入金をお願いします。
- める配くんサーバに秘密鍵を設定後、御社側の公開鍵の設定値をお知らせします。
(弊社の設定に1週間程度お時間をいただく場合があります。)
- 御社側の設定をお願いします。
- 設定完了後、弊社にて正常に設定がされているか確認します。
3. (1)(2)の設定が難しい場合は、送信元アドレスレンタルサービスを利用する
ご自身での設定が難しい場合、弊社が行っている送信元アドレスレンタルサービスをご利用ください。
月額220円(税込)でSPFとDKIMが設定されたメールアドレスを貸出いたします。
ドメインは@skybluemail.comとなります。@より前は20文字以内でお好きにお決めいただけます。
※有料プランのお客様のみが利用できるオプションとなります。
※送信元アドレスレンタルは100%の到達を保証するものではありません。アドレスレンタルを利用してもメール不達になったり、迷惑メールフォルダに入る場合があります。
送信元アドレスレンタル利用の流れ
- お問い合わせフォーム より送信元アドレスレンタル希望の旨とご希望のメールアドレスをご連絡ください。
- 弊社より送信元アドレス設定完了の旨とご請求メールをお送りします。
(この時点で新しい送信元アドレスをご利用いただけます。)
- 期日までにご入金をお願いします。
4. その他
SPFやDKIMを設定していても迷惑メールフォルダに入ってしまうことがあります。
その場合は、下記を見直してみてください。
・メルマガ送信を承諾している読者にのみ送信を行う
一般的に送信許可をしている読者が、ドメイン(送信元アドレス)からのメールを迷惑メールとして報告することはありません。
しかし、許可していないメールが届いた場合、迷惑メールとして報告することがあります。報告される頻度が高いと、以降のメールは迷惑メールに分類される可能性が高くなります。
そのため、メルマガを配信する際は、送信許可されたアドレスのみに行うようにしてください。
・読者が簡単に登録解除できるようにする
特定電子メール法にもある通り、読者がメルマガ配信の停止を希望したとき、すぐに配信停止手続きを行う必要があります。読者がいつでもメール配信の解除をできる方法を提供して、登録解除を容易に行えるようにしましょう。
・メール本文中のリンクは、見やすく、わかりやすいものにする
メール本文中にセキュリティレベルの低いサイトや、危険な広告だらけのサイトへのリンクを記載すると、ほぼ確実に迷惑メールフォルダに入ってしまいます。
必ずhttpsのサイトを設置するようにしましょう。
また、短縮URLを利用している場合、迷惑メールと判断される場合があります。特にGmailに配信する際には短縮していない元のままのURLを記載することをお勧めします。
・送信者の情報を、明確に、見やすくする
怪しいメールではないことが一目でわかるよう、送信元の情報を表示する必要があります。具体的には、下記の項目を必ず明記してください。
- 送信者の氏名・会社名・住所
- 配信停止のために必要なWebサイトへのURLや配信停止専用アドレス
- 配信停止の通知文の直前か直後に「配信停止が可能である」ことを伝える文章
- 苦情や問い合わせに対応している電話番号・アドレス・URL
また、存在していないアドレスから送信された場合は、送信者が正確に確認できないとして迷惑メールと判断されてしまうので、必ず存在するアドレスから送信するようにしましょう。
・メールの件名は、本文の内容に関連したものにする。本文は飾り罫線で装飾をしない
メールの件名は本文に関連した内容にすること、また空欄にするのは避けましょう。
メールの本文に、文字記号でデザインした罫線を利用すると、迷惑メールとして判断されやすいので、なるべく避けた方がいいでしょう。
例)
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